2019-09-27

【太田和彦】男と女の居酒屋作法

お酒のみたい


どうも、かたちんです!

みなさんは、お酒好きですか?

私は、好きです。  

とはいえ、何でも飲めるわけではありませんし、量もたくさんは飲めません。

鹿児島出身なのに芋焼酎は苦手ですし、好きな清酒も一合飲めば十分という、本当のお酒好きからすれば、なんじゃそりゃと突っ込まれそうなレベルのお酒好きです。

でも、今回読んだ太田和彦さんの本、そんな私でも酒を飲んで良いと思わせてくれる内容でした。 


ジェンダー論ではないけれど


男と女なんてタイトル、ジェンダーかまびすしい時代には少しチャレンジングなタイトルです。

実際、男はかくあるべし、女性はうんたらといったニュアンスの話が多少出てきますので、そういうのに敏感な方にはおすすめしません。

大体、そういう話をするのが一番似合わない場所の作法について書いてあるわけですから、目くじらを立てるのはヤボというものです。

うんちく本ではない


居酒屋作法と書いてはありますが、お酒に対する小難しいうんちくを語る本ではありませんのでご安心を。

東京周辺の実在する居酒屋を舞台に、太田さんが飲み歩いた中で見かけた男女を点描しつつ、太田さんが考える男と女の居酒屋作法を展開していくエッセイです。

お酒の銘柄や味がどうだとか飲み方はこうじゃなくちゃいけないというような本ではないので、お酒を飲まない人でも、居酒屋の雰囲気が好きという人ならば、愉しめる本だと思いますよ。

ひとつの人生論


この本、基本的にはひとり酒のすすめです。

特に男編については、時折手厳しく、ひとりで居酒屋に入れないような男は仕事でも役に立たない!と。

ひとりで酒を飲むんなら、別に家で飲めばいいじゃないかという声も聞こえてきそうですが…。

太田さん自身も、居酒屋でも家と同じようなものばっかり食べているとそう思うこともあると正直に告白してますので、一理あるのでしょう。

ただ、敢えてそれをする意義があると、この本は熱く語ってくれます。

見ず知らずの他人がいる中でひとりになりきり、何にも考えずにお酒を飲みながら、時々、取り止めのない反省をしてみたりする。

そんな時間がたまにはあってもいいのではないかと。

ここまで来るともはや人生論であって、共感出来るかは人それぞれといったところです。

お酒は不思議なのみもの


造り手の話しは別として、消費する側の人間模様でいくつもの物語が出来る飲み物って、お酒ぐらいしかないと思っています。

お酒の愉しみかたも、飲む理由も、飲む環境も本当に人それぞれ。

そんなお酒とどうやって付き合っていくかということは、その人の人生を反映しているといっては言い過ぎでしょうか。

お酒を飲まない人にはわかりにくいとは思いますが、お酒を飲む人にとっては、ひとつの価値観の提示として、とても面白い本だと思います。

 

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